《欧亚美术》  犍陀罗艺术 

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COLUMN 50


古美術の深奥
 


 古美術愛好家なら誰でも同意してくれると思う。
少なくとも半数の人は。「古いものほどいい」という言葉について
考えてみたい。
 

 「古ければそれでいいの?そんなばかな。」という意見が当然ある。
古くとも美しくなければ意味がない、という意見。

 さてさて、「美とは何か」という大変な問題であるが、それはさておき、
「古いものは美しい」という問題を考えてみよう。
恐らく古美術に携わっている人はこの言葉に賛同してくれると思う。
全員でなくとも。

 どうしてだろう。古いものは美しいということは意味深いと思う。
私の結論から言おう。古いものというのは「古き人が造ったもの」である。
古き人とは一代、二代、……十代、……百代前の人たちもことである。
現代、明治、江戸、……鎌倉、平安……とさかのぼる。
その時代の人が造ったものである。

その時代の人はその時代抜きには考えられない。
その時代を反映していると言っていいかもしれない。
極端に言えば、その時代が作ったものである。
 

 現代人は個人ということ、そして個性ということを強調しすぎると私は思う。
その作者、その個人が作ったものであると。そうであることに違いないが、その個人とは何ものであろうか。個人はその時代の中にあり、その時代が作ったものであると私は思う。従ってその作品は、その時代の子でもある。すなわち作者は時代であろう。
(つづく)

 


 

 

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