《欧亚美术》  犍陀罗艺术 

Gandhara Antiques specialty shop
 

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COLUMN 38


べグラム・アイボリー

 


 話しが将軍の方にそれてしまった。もとに戻ろう。
カブール博物館から盗まれたべグラム・アイボリーを彼が買い取った。彼が買い取ってカブールに返還してやってくれればいいのだが、そうはいかない。私に売らせようというわけである。その当時カブールから盗まれたものをカブールに返還しようという運動を平山先生とやっていたのを彼は知って、私経由で売ろうとしたわけである。とてつもない値段をお考えだったので、全く話にならないと思ったが、せっかく来たのだから写真だけでもと思い全部写真に撮った。日本に帰ってベグラム・アイボリーを研究なさっている学者に全部差し上げた。
 

 フランス隊が発掘したので、半分はパリのギメ美術館にあるはずである。そして盗まれなかったのがカブールに少々。そしてこの盗まれたものということになる。その後、向こうの業者から聞いたところによると、将軍の死後、夫人がその他の業者頼んで売ってもらっていると聞いた。そう簡単に売れるものではないが、その中にこの2点が入っている。なんとかカブールに返ってほしいものである。
 

 ちなみにインドの最古の仏教寺院であるサンチー寺院の彫刻に「ここの彫刻はアイボリー彫刻職人によって彫られた」とあるそうです。サンチーはこのアイボリーが彫られたというボンベイの近くである。

 従って、このべグラムのアイボリー・コレクションはインド仏教美術の起源と関わる重要なコレクションである。

 


 

 

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