《欧亚美术》  犍陀罗艺术 

Gandhara Antiques specialty shop
 

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COLUMN 53


ガンダーラの化粧について
 


 
この写真を見ていただきたい。
光背に穴があります。これはこの像を壁に釘
(ボルト)づけするための穴です。
 

 


 この写真で見ると、まだ穴の中に錆びたボルトが残っています。非常にラフなように思われますが、この上に白色(胡粉)を塗りますので、あまり気にならないのです。仏陀のあごのところにその胡粉が残っています。ということは、全面に胡粉を塗って白色にし、その上に黒や紅を塗って隈取りなどをしたものと思います。目に黒が残ったりしています。

 東南アジアのタイあたりの寺院が金やその他の色で彩色されていますが、おそらくガンダーラも全面きらびやかに彩色されていたものと思われます。
 


 

 

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