《欧亚美术》  犍陀罗艺术 

Gandhara Antiques specialty shop
 

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COLUMN 11

 

ガンダーラでつかわれた金箔について(2)
 


 さて、金箔の話になりましたので、数十年前に奈良博で問題になりました全面金の菩薩立像についてふれておきたいと思います。奈良博のそのときの展覧会のメインだったので、ポスターに大きく使われました。このポスターを見たとき、我々業者はみな「やってくれた!」と思いました。そして案の定ある学者が新聞で「ニセモノだ!」と。以後毎日のように、特に関西では新聞をにぎわしました。そのうちテレビが悪乗りして、テレビカメラの前でドリルで頭に穴をあけたり………。

我々業者が「やってくれた!」と思ったのは、それ以前からこの種の全面金のガンダーラが日本に入り、売られていったのを知っていたからです。それは、例えば頭のない菩薩なり仏陀の大きいのがよく出土します。そのままでは売れないので、パキスタンの業者が頭を作らせて胴体につけます。そのままだとわかるので、それをかくすために全面に金をぬるわけです。そのときに使われるのは金箔ではなく、金泥が主に使われます。その種のものが一時出回ったのを我々業者は知っていたわけです。(つづく)
 
 

 

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